「ObsidianでGemini CLIを使えたら楽しいのでは!?」と思ったので、試してみました。
とりあえずGemini CLIを使うことが目的で使い所をいろいろ考えていたのですが、
- 開発においてはGemini CLIでなくともさまざまな便利ツールがある
- Obsidian上ではドキュメントやブログを書くことの方に重きを置いていて使い分けができている
こんな理由からGemini CLIをのせるならObsidianの方かなと思った次第です。とにかくやってみよう。
今回のゴールと使った所感
今回のゴールはObsidianの画面上でターミナルを立ち上げてGemini CLIを実行することです。

このような形で起動して利用できる状態を作ります。
先に使った所感や知っておいていただきたい点は以下のとおりです。
- TerminalはObsidianのコミュニティプラグインを使用する
- ファイル名を指定して編集してもらうことも可能なので結構便利
- なのでObsidian側でファイル名を指定しやすいものにすると良い
- ホットキー設定で結構使い勝手が変わる
- 左右で変更差分を見るような機能がObsidianにないため、ターミナル上でチェックしなきゃいけないのがちょっと見づらい
特に最後のDiffについては不便に思うひとも多い気がします。エンジニアの方であれば、「それならVSCode上でやったほうが良いかも」と思うかもしれません。
その辺りを踏まえたうえで、ここからは手順を書いていきます。
まずはGemini CLIを使えるようにする
まずはGemini CLIを使えるようにしておきましょう。
別記事で手順を書いてます。
Obsidianにプラグインを入れる
次にコミュニティプラグインからTerminalをインストールします。
使うのはこちらです。
https://github.com/polyipseity/obsidian-terminal
まずは設定 > コミュニティプラグイン > 閲覧 を選択します。
はじめての人は閲覧ボタンの前に注意書き等が出るので、確認して問題なければ了承してください。これでプラグインが入れられるようになります。
続いて、入力欄に「terminal」を入力して検索。

ただの「Terminal」の方をクリック。
インストールボタンをクリックし、インストールが完了したら有効化ボタンを押して使える状態にしたら完了です。
Terminalの設定
今度はTerminal自体の設定をします。
Terminalは開く際、どのターミナルを開くかの指定が必要になります。
その選択肢が多すぎるため、有効化した直後だとかなり使いづらいです。
必要なもの以外は非表示にしましょう。
設定画面にTerminalが追加されているのでクリックし、”Profiles” の横にあるEdit(リストっぽいアイコン)ボタンを押します。
すると表示設定されているターミナル一覧が出てくるので、不要なものを非表示にしていきます。
私はなんだかんだ “darwinIntegratedDefault” を残してあとはすべて非表示にしました。
特にExternal系のターミナルはObsidian以外のアプリケーションを起動する感じになるので迷わず非表示にしました。それなら最初からObsidianでターミナルを使うなんて考えません。
ここまでできたら、ホットキー設定でターミナルのOpen, Closeをはじめショートカットを設定しておきましょう。Obsidianはホットキー設定で本当に作業効率変わると思う。
実際にGemini CLIを実行してみる
準備ができたら、あとはGemini CLIを実行して確認します。
対話形式は冒頭の画像のとおり動いているので、ここでは非対話モードで。

ちゃんと動いてそうですね。
文書自体の編集についてもリクエストすればやってくれます。前述のとおり差分の確認だけちょっと不便さを感じるので、別のプラグインを入れて改善を試みたいところです。
AIを味方にしたらObsidianが楽しい
都度ブラウザ開いてGeminiに相談するのは面倒だし、VSCodeのようなエディタだとマークダウンが編集画面上で見た目に反映されないのでブログの文を書く場合などはObsidianでやりたいんですよね。
だからこそObsidian x Gemini CLIを入れてみたのですが、やはりAIのサポートを受けながら進めていくのは便利・楽しいです。
今後も使いながら、少しずつ改善していきたいと思います。